障害年金とは、病気やけがによって日常生活や働くことに制限が出た場合に支給される公的年金制度のひとつです。 一定以上の障害の状態にあること、公的年金制度に加入していること、さらには保険料の納付要件を満たしていることなどが申請の条件です。
などが申請の条件です。癌であっても認定基準は基本的には他の傷病と同じです。
がん患者さんは、病状が進んで実際には身体機能が落ちていても、一見、生活や労働に何の支障もなさそうに見えることにより、障害年金の支給が認められないことがあります。
Aさんの場合、ご相談時は抗がん剤治療などが落ち着きていた状態でしたが、一度、治療が開始されると2週間に1度抗がん剤治療を受け、吐き気がひどく、直後はトイレに行くのも介助が必要でほぼ寝たきりの状態でした。
1週間後には少し起き上がれるようになって、食事も少しずつ取るようにはなりますが、回復してきたころに次の抗がん剤治療を受ける…… この繰り返しで、何とか自分で身の回りのことができるのは抗がん剤治療の合間の2~3日という状態でした。
抗がん剤治療が終わった後は、出勤の回数を週3回に減らして仕事に復帰しているものの、治療前の30%程度しか働けない状態でした。
病気や仕事のことが気になり、サポートしてくれる家族がいらっしゃらないAさんは、障害年金を申請するまでの力が湧いてこない状態で診断書の手配や病歴を作成する苦労を感じられていました。
日々の生活で不便に感じたこと、食事の量、職場での様子など聞き取りをさせていただき、聞き取り内容を基に医師との連携をとらせていただき、Aさんは、最後の抗がん剤投与が終わったころに障害年金を申請できました。
日常生活や就業に困難を抱えておられる癌の患者さんは障害年金の申請を考えてみてはいかがでしょうか。
当センターでは癌の方の申請サポートの事例も豊富です。ぜひお問い合わせください。
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